駅名「谷」の読み方
「方言漢字」を書かれた笹原宏之氏による「三省堂Word-Wise Web」の連載記事を興味深く読んでいる。その中の「漢字の現在:東の「や」は西の「たに」」によれば、東日本には「谷」を「や」と読む地名が多く、西日本には「たに」と読む地名が多い、とのこと。
では私の生まれた刈谷(かりや)はちょうど境目あたりだろうか、と駅名で調べ始めた。
いくつか試行錯誤したが、最終的には元データにスナフキんさんの「日本全国駅名一覧」を使用させていただき、「谷」の付く駅を抽出してGoogleMapにプロットしていくと、とてもきれいに結果が現れた。
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- 北海道・東北・関東甲信越で「谷」を「や」と読む駅が圧倒的に多く、「たに」と読む駅は5つしかない。鶯谷駅はその1つである。また、「谷」のつく日本最東端の駅は「鹿ノ谷(しかのたに)駅」である。
- 北陸および三重県以西で「たに」と読む駅が増えてくる。例外的に「や」と読む最西端、熊本電気鉄道の八景水谷駅はいろいろ面白そうな駅である。熊本電気鉄道のサイトでは「はけのみや」、駅名表示では「はけみや」となっている点、YouTUBEの動画による踏切の形状(今年遮断機がついたそうですが)など。
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