笹原宏之「方言漢字」
買った当初は第二章以降の旅日記っぽいところを読んで楽しんでいた。岾(はけ)という埼玉県の地名に使われる漢字から話が広がって、金沢八景(はっけい)や大歩危小歩危(ぼけ)までつながったりする。豊橋から電車に乗って岡崎まで来て、キレイを
麗、と書き間違えた看板を見つけた著者が”豊橋だけにしょっちゅう書く「橋」の字の部分が干渉したのでは”と推定していたが、それなら、もっとしょっちゅう書く「岡崎」も同様に間違えるはずである。と、ここで個人的に思い出したのが、岡崎市内の国鉄(当時)のバス停に書かれていた
の文字である。本当です。
旅日記だけでもとても楽しいが、後から体系的な概説である第一章を読んだらもっと面白い。さすがである。
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