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2007.10.22

今年のセミ2007-2

今年の夏に東日本以西にいた人なら、セミがやたら多かったのを覚えているでしょう。行くところ絶えず、力尽きたアブラゼミが落ちていた感がありました。何日かは忘れましたが、町田市の「東急台入口」バス停付近でクマゼミが鳴いているのを聴きました。NHKの気象情報で夜に鳴くセミが話題に採りあげられ「アブラゼミは夜に鳴くこともあるが、クマゼミはあまり鳴かない」という情報を得られた、ということもありました。

そんなセミも、家の近くでは9月24日頃に聴かれなくなりました。おととしみたいにキンモクセイの開花と重なったりはしなかったのです。
ところが、昨日(10月21日)に遊びに行った小山田緑地では、ツクツクボウシが1匹だけ、まだ鳴いていました。

2007.10.15

秋の庭

LNsoft Entertainmentによるフリーソフト「写真で4コマ漫画を作ろう! Ver.1.1」を使って、ちょこっと作ってみました。いや、そんな大したものでも。

アゲハ(ナミアゲハ)の幼虫?が登場します。

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2007.10.11

CD「永平寺の朝」

野々村馨著「食う寝る坐る永平寺修行記」を読んで、改めて棚から引っぱり出して聴いてみたCD。
「食う寝る坐る永平寺修行記」は興味深かった。何度も朝の電車の中で読んでいる。いろいろなblogに掲載されたこの本の感想の中に、どなたか「音の描写が印象深い」と書かれていた方がいた。私も同感であった。

中盤に、1分50秒間隔で鳴らされる「大梵鐘(おおぼんしょう)」が収録されている。「食う寝る坐る-」によると、朝に18回打たれる大梵鐘を「暁鐘(きょうしょう)」と呼ぶが、14回目は弱く打ち、雲水達の公務開始の合図とするよう定められている。熟練した僧が体で覚えた感覚で120BPMのテンポをたたくように1分50秒間隔を打つのかなと私は思っていたが、それは間違いであった。野々村氏は「すべてが恐怖と隣り合わせ」の初期の修行生活の中で、時計の秒針の動きを気にかけつつ、手許の目印の小石を動かしたか不安を覚えつつ、一瞬頭の中が真っ白になりながら暁鐘を打った、と書いている。その緊張感を含んだ音をありがたく感じながらも、寝床に入ってヘッドホンで聴くと余韻が心地よく、途中でどうしても寝入ってしまって、弱くなる14打目が聴けない。

暁鐘に限らず、ここで聴ける木版、雲版、太鼓など、1日に鳴らされる合図すべてが互いに連携し、細かい作法、規則にのっとって行われていることがわかった。そう思って聴くと、同様に自然音をバックに長い時間単位で展開する岡野弘幹「MUSIC OF WIND」とは、やはり違った感じである。

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