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2007.06.22

中丸謙一朗著「車輪の上」

[木へんに世]と書く「えい文庫」の一冊。
(執筆当時の)幕内・十両力士の中でサイクリングを趣味とするのが2人なのを「角界で2人だけ」と誤解して、自転車2人乗りの話題の前フリにするなど、いくぶん強引なところも見られますが、いいところついてる箇所もかなりあります。

特に、77ページの

やはり、あくまでも自転車は孤独であり、人間の「個」の風を運ぶはかなき物体だからです。

という指摘。
ついでにいえば、自転車は交通の「流れ」に乗るのを(歩行者主体の速度、クルマ主体の速度、どちらに合わせるのも)不得手にしていること。それを意識すればかなり操作に神経を使うこと。それ自身はほとんど音を立てないかわり、上記の事情から運転者の「聴く力」が要求される乗り物であること。…などが採りあげられていればなあ。

でも、著者の「表現したい!したい!」という能動性が全体から湧き上がってくる文体は、ある意味爽快です。読んでる途中は「この人自転車に向いてるかなあ」と思ったのですが、読後感はとても良い。

2007.06.15

くじら走りだす

やっぱり気になる「くじらアパート」。
林さんによる公式サイトも充実してきました。
製作過程の写真がいいです。いや、本当にまんまるですねえ。
http://www.kuzira.biz/

徐々に進んでいます。東へ。楽しみです。
がんばってください。

2007.06.11

タイヤ径24インチなら約26万回転

京大農学部の学生さんによる球形移動住居「くじらアパート」。

京都新聞サイトの記事
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007060400182&genre=G1&area=K10
動画
http://www.youtube.com/watch?v=bnv5yXdooRA

個人的に「j.Pod」なども頭に去来したが(見たことはないけど)、とりあえずは、この一輪車改造三輪自転車の操作性で500km近くも走れるかどうかが、興味あるし気がかりである。

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関係ないけど、自転車でケーキを安全に運ぶのは(車道を走っても)とても難しい。水平を保ち縦ゆれにも耐えうる方法が何かないか、検索してもなかなか見つからない。
逆に原チャリがピザや寿司を運べるのは何故だろう。もしかして自重の問題か?

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