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2007.01.15

CD「日本のワークソング」

Zabadakの「椎葉の春節」(CD「桜」にある)は好きな曲だけど、椎葉というのが宮崎県の村の名前というのは、昨年にNHK「その時歴史が動いた」の柳田国男が採りあげられた回を見るまで知らなかったのです。焼畑農業が現存するとか。一度は行ってみたいものです。
もとの「椎葉の春節」が、キングレコード「日本のワークソング」に収録されていることがわかったので買いました。
最近買ったCDの中でも値段が高かったのですが(Amazonで2,711円)、買って良かった。私はこのシリーズの「日本のダンスミュージック」「日本のフェスティバル」を持ってて気に入ってたのですが、聴きごたえ、面白さという点では、この2枚をしのぐかもしれません。

以下、3曲ばかり感想。

3曲目「椎葉の春節」
椎葉村の一般住民の方による伴奏なしの唄。きわめて複雑な節回しです。ZABADAKが「桜」でした作業は、アレンジというより、もっと我々のような普通の人が歌える拍子やコードを持った世界に翻訳、あるいは再構築といえるのではないか。どちらもすごいです。

8曲目「線路搗き固め音頭」
搗き固めの音がド迫力です。石(バラスト)が転がっていく音も聞こえるので、そういう仕掛けをスタジオに持ち込んで録音したのでしょう。解説によれば線路を搗き固める作業が昭和30年代までは山手線でも見られたそうで、昔は当たり前に聴こえてた音なのでしょう。そういう意味でも興味深いです。10曲目「越名の櫓漕ぎ唄」12曲目「音戸の舟歌」でも、舟をこぐぎい…ぎいという音が入っています(ちゃんと「擬音」担当者の名前も書いてある)。

15曲目「最上川舟唄」
これを聴いたあと、昭和のいる・こいる師匠のCD「そんなもんだよ、しょうがない」収録の漫才を聴きなおしました。終盤が最上川舟唄のパロディなのです。そういうことだったんですね。

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