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2006.12.30

森林公園を走ってみた

埼玉県滑川町の国営武蔵丘陵森林公園で、レンタサイクルを借りて走ってみました。南口から植物園あたりまで行って戻る。時々休んで1時間30分程度。公園周辺のとある業者で自転車を借りたんですが…こんどは公園内のサイクリングセンターで借りよう。

200612301321 サイクリングロードは本当に快適です。南コースの入ったところ。
沿道のかしの木(写真左側)と。

200612301353 カエデ見本園の標示。遊歩道が落葉などでふかふかしてて、歩いてて気持ちよいです。サイクリングロード以外のエリアにはほとんど駐輪場に自転車を停めて行くことになるようなので、チェーン錠を持っていくと安心かもと思った。

200612301416 紅黄葉樹見本園。秋に行ったらきれいそう。地面は笹が刈りそろえてあって、また独特の感触。サイクリングロードも良いけど、歩くのも本当に楽しそうです、ここは。

2006.12.26

ミヤタの湘南自転車

宮田工業HP内「自転車カタログ」ページが2007年度版に置き換わっています。
「2007年 総合カタログvol.1」のほか、「湘南自転車カタログ」というpdfがあります。
http://www.miyatabike.com/img/2007shounancycle.pdf

パールホワイトのStrongerがいい感じですね。「湘南」なのに「スカ色」、という見方もあり得ますが(笑)

ちなみに私はブリヂストン「サブナードスポーツ」を買って2ヶ月、累計210kmぐらい乗りました。85kmくらい乗ったあたりで一度転倒しました。通常リアキャリアに載せてるカバンをあの時は前カゴに入れてて、ふとバランス感覚を間違えてハンドル操作を誤ったのが原因でした。極端にスピードを出す気でなければ軽量な自転車も良し悪しで、ちょっとの重さの違いが大違いになると感じています。その辺り、多少重量のあるStrongerだと、どんな感じなのでしょう。

2006.12.19

ちょい備忘

nifty辞書のhpから。

マッチ-ポンプ 4
大辞林 第二版より
〔和製語。自分でマッチを擦って火をつけておいて消火ポンプで消す意〕自分で起こしたもめごとを鎮めてやると関係者にもちかけて、金品を脅し取ったり利益を得たりすること。

火をつけるマッチだったのか。かねがね、どうもイメージしにくい言葉だと思ってたのだ。match pump → ポンプ合戦 → 空気入れ競争 みたいな絵しか、今まで思い浮かばなかった。

2006.12.17

ハンノキクラスはどうしますか

「魂の森を行け」の次に、宮脇昭著「苗木3000万本 いのちの森を生む」を読んだ。「苗木3000万本 いのちの森を生む」で宮脇氏自身の視点から書かれていることが「魂の森を行け」では周囲の視点も交えて描かれる、という比較もできて面白い。「いのちの森を生む」では、成長した製鉄所周辺の森や、使われているポット苗、宮脇氏やチュクセン氏らによる植生調査のようすを収めた写真もあって、より分かりやすくなっている。さらにありがたいことに、この本には「日本の潜在自然植生図」まで掲載。

その「潜在自然植生図」によると、今私が住んでいるあたりは「シラカシ-アカガシ群団」であるという。家から自転車でいけるところに、丘陵地のもともとの植生を生かした「かしの木山自然公園」がある。広場の脇にシラカシの大樹がシンボルのように立つ。シラカシの森・雑木林というエリアもあり、今の季節なら高木の葉が青々と茂っているか落ちているかで明確な違いが見られる。

ちょっと気になったのが、私の故郷・愛知県刈谷市の南部あたりの潜在自然植生が「ハンノキクラス・オノエヤナギクラス」らしいことである。ハンノキはよく湿地に自生するとのことだが、昔の境川が今よりずっと広かったという話を聞いたこともあり、不思議ではない。では現在「治水」という人間活動の影響によって湿地でなくなった状態の土地「本来の森」としては、何を植えれば良いのだろう。本文中でハンノキはすぐ育つが長持ちしないということも言われており、機能面から、やはりタブノキかシラカシを植えればよいのだろうか。
もしかしたら、川沿いの寺社にハンノキの鎮守の森とかがあるのだろうか。機会があったらちょっと見に行ってみよう。

2006.12.08

一志治夫著「魂の森を行け」

各地の「潜在自然植生」に基づく植林活動を精力的に進める植物生態学者、宮脇昭氏の人生。
以下、ほとんど個人的な体験談になります。あしからず。

11月25日に刈谷に帰省したとき、父の運転する自動車に乗って、ちょうどきれいな赤や黄色に色づいた街路樹を見た。不意に父が「ここでは宮脇先生の指導で植林やってるところもある」と言った。「宮脇先生って、……宮脇、昭?」ここ十何年、とうに頭のなかに埋もれていた人の名前が甦った。
私は中学生の時、宮脇昭氏の著書「人類最後の日-自然の復讐」を読んで、大きな衝撃を受けたのである。生態学という言葉も、この本から知った。とにかくすごい勢いの文体が印象的であった。高校で生物部に入って植生調査の真似事をしたのも、大学で農学部林学科に入ったのも、その原点といえば「人類最後の日」だった。
そういえばこの人、今どうしているだろうと検索してみたら、宮脇氏は20年以上経った今も、変わらぬ勢いで突っ走っている。最近はNHK教育「この人この世界」にも出てられたし、毎日新聞のサイトで講演や植林のスケジュールが紹介されているではないか。どうして私はこういう情報を延々と見逃したのか。

中学生の頃から自分の意識もずいぶん変わってしまったけど、この1週間は車窓から木々を見るのが楽しくてしかたがない。今住んでいる辺りの潜在自然植生、つまり人間の活動の影響が全くない状態で現出する森林はシラカシ林であるという。そういうところを探し歩くのが、この冬の楽しみになりそうだ。鎮守の森の代表的存在である明治神宮の森の興味深い成り立ちと楽しみ方が「魂の森を行け」8章に書かれていた。私は毎日地下鉄でくぐるだけだったが、時間を見つけて行ってみたい。何より、その勢いあふれるという講演を、耳にしてみたい。

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