湯島聖堂に行ってみる
湯島聖堂に行ってみようと思った。
見崎鉄「さだまさしのために」を読んだら「孔子廟である」とあって「へぇ」と思ったこともあるが、同じ敷地に「神農」を祀った「神農廟」があると知って、非常に興味をそそられた。
神農とは、古代中国伝説上の、王とか神のような存在。民に農業を教えたとか、腹部が水晶でできていて中が見え、自ら草木を食べてどのような影響を与えるか示したとか、ある日70以上の毒にあたったが、茶の葉を食べたら解毒した、これが「茶」を服用した始まりであるとか、種々の伝説の持ち主である。詳細は検索して調べてくだされ。
さて私も先日原因不明の腸炎を起こし、3日くらい七転八倒、その後も身体に力が入らない日が続いた。2週間後に人間ドックを受け、胃の検査は内視鏡にしてもらった。胃の中は意外ときれいでちょっと安心。午前中に終わったので、その足で御茶ノ水に向かう。生まれて初めて体内を見た日に神農を見るとは何と良いタイミング。
聖橋から石段を降りていき、最初に大成殿を見る。平日の12時台。広場には人はおらず、広場の周囲の屋根のあるところで、数人の人が等間隔をおいて、静かに腰掛けている。建物と門を一緒に写真に撮ってみる。
大成殿から降りる石段は木々がうっそうと茂り、陽だまりは見当たらない。石段を降りて東に進む道には「カラスに注意。この辺は急いで通り抜けて下さい」という立て看板あり。檸檬を暫くみつめたり齧ったりする余裕はない。急いで通り抜ける間、左手に大きな孔子像を見かける。
そのまま門を出た。その北側に神農廟へ続く道があったのだが、門を閉められ、施錠されていた。残念。空腹にポカリスエットだけ流し込んで帰途につく。
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