最近のトラックバック

« 復刻PACKMAN貯金箱 | トップページ | 自転車を、まだ選んでいる »

2006.03.01

カシオといえば

「文-体・読本」より、「欲望が限定されていた都市モスクワ」を読みました。面白いです。
  http://kara-sen.cocolog-nifty.com/buntai/2006/02/post_d6c6.html

佐藤優+宮崎学『国家の崩壊』 からの引用で、
"ブレジネフ時代のソ連社会は、一般市民に対する情報統制のため、人々の欲望がどんどん昂進するという状態になく、大衆消費社会にはならなかった。そのような社会では、経済的に手の届く範囲内での最高級品が、高級ブランドとしての力を持つ。日本製の時計でいえば、セイコーやシチズンでなくカシオが喜ばれる"、という話。

ソ連とは関係ないけど、
私が大学時代に作曲でもしようと買い集めたキーボードが、カシオのサンプルトーン(SK-1)や、20音色のカシオトーン(CT-390)、それにヤマハのFM音源でMIDIが使えるポータサウンド(PSS-780)だったことを思い出しました。高いシンセなんて買えないし、キーボード専門誌なんて読む気もなかったので情報も入って来なかったのです。

今からみればどれもおもちゃに過ぎませんが、個性的な機能があって、いろいろな工夫や試行錯誤が楽しかったのは事実です。サンプルトーンに、サンプリングした音をメロディーにしてデモ演奏する機能があったけど、その曲が「おもちゃの交響曲」だったのは、何だか主張があるようで良いです。

« 復刻PACKMAN貯金箱 | トップページ | 自転車を、まだ選んでいる »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: カシオといえば:

« 復刻PACKMAN貯金箱 | トップページ | 自転車を、まだ選んでいる »