「絵ときゾウの時間とネズミの時間(本川達雄・文、あべ弘士・絵)」
中公新書版「ゾウの時間ネズミの時間」は、以前私が途中で挫折した本である。内容についてはとても興味があるのだが、あることにだんだん堪えきれなくなり、ついに読むのを断念、心底残念だった。
本文が横書きでないのがつらいのだ。「Wの〇・七五一乗」とか「二一四匹」とか「ミトコンドリア三ミリリットル」とか縦に書かれると、さっぱり数値として頭に入って来ない。これが数式になると、数字も漢字も右に90度傾けて縦に書かれる。挿入されてる表やグラフは横書きである。ばらばらで頭が混乱するのだ。
先日、この「絵ときゾウの時間とネズミの時間」という本があるのを知り、購入。こちらの説明は単純明快、こなれていて確かに分かりやすい。もういっぺん中公新書版も読んでみようという気にはなった。しかし、全体で40ページしかない、いわゆる絵本で、裏表紙に「小学中級むき」と書かれていた。両者の中間みたいな「ゾウの時間ネズミの時間」を読みたいのだが…。
絵本の最後は、「一生のうた」ではなく、体の大きさと時間の関係の「例外」として挙げられた、ナマケモノのうたである。これは一見の価値があると思います。
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