最近のトラックバック

« ラジオ | トップページ | モルツドリームマッチを見てる »

2004.07.24

蓄音機と犬と、絵の名前

とある雑誌で萩谷由喜子氏のエッセイを読んだ。
1899年、バロウという画家が自作の絵を持って、グラモフォン社の支配人と交渉する場面を描いている。蓄音機の前で音に聴き入る犬「ニッパー」の絵はすぐに同社のポスターに採用され、やがてグラモフォン社や、兄弟会社であるビクター社のレーベルマークとして、世界で親しまれるようになる。またその絵に付けられた題名「His Master's Voice」は、その後のグラモフォン社のレコードを示す言葉「HMV」として世界的に通用されるに至った、という。
では、今のCD店のHMVとビクターの関係って?…と調べたら、「ビクターの初期LP」というページが見つかった。いろいろ複雑な経緯を経て、結局「絵」そのものと、絵の「名前」が別々に定着しちゃったんですねえ。
蓄音機といえば、町田市のオーディオテクニカという会社の「テクニカギャラリー」。いっぺん行きたいけど、月1回平日にしか開かないのが残念。

« ラジオ | トップページ | モルツドリームマッチを見てる »

コメント

こんにちは。テクニカギャラリー、よさげですね。私が昔々に通っていた大阪芸術大学にも蓄音機のコレクションがあって、そこでは蓄音機のジュークボックスというものを見たことがありました。

コメントありがとうございます。
蓄音機のジュークボックスとは、SP盤が切替えできるのでしょうか。なにやら力感を感じますね。
そういえば、30年以上前、父親が使ってたステレオで設定できたレコード回転数が、33、45、SPレコードの78rpmのほかに、16rpmというものがありました。16回転/分って昔あったんでしょうか。御存知ですか?いたずら坊主の私は、種々のレコードを78や16に設定して、面白がって聴いてました。

> 蓄音機のジュークボックスとは、
> SP盤が切替えできるのでしょうか

いえ、私が見たのはSP専用でした。要するに古いということです。人間の背丈ほどある大きさだったように思います。どのようなしくみだったかは覚えていません。

SPも聞けるレコードプレイヤーって現在も売られていますけど、ダイヤモンド針でSPレコードを再生すると、板が傷むという話を聞いたことがあります。ちょっと妙な感じですが、確かに違いは回転数だけではないのですものね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 蓄音機と犬と、絵の名前:

« ラジオ | トップページ | モルツドリームマッチを見てる »