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2004.07.13

大正3年三河鉄道時刻表

名鉄のホームページの通販で、復刻版(1914年)の三河鉄道(現・名鉄三河線)時刻表を購入。復刻版の発行は名鉄資料館。
当時の三河鉄道株式会社は刈谷町にあった。路線図はシンプルなもので、西三河の概略図に刈谷から大浜まで(現在のJR線のような模様の)線で表してある。大浜から平坂、一色、吉田、形原、蒲郡へ、また刈谷から知立、若林、挙母へと、未成線を示す線が引いてある。
列車は1日10往復、刈谷新駅から大浜港駅まで所要時間は48~56分。運賃は25銭(通行税含む)。吉浜で上り列車と下り列車が行き違う。
刈谷新駅で東海道線刈谷駅と連絡しているため、東海道線の時刻表も掲載されている。これがなんと、主要駅のみながら新橋から神戸まで載ってるのだ。朝5:00神戸発の普通列車が刈谷発12:36、新橋着23:30といった具合。刈谷を通過するが特急も書いてあり、下りは新橋8:30名古屋16:14大坂20:33神戸21:22。刈谷駅に停まる列車は1日下り9本、上り10本。新橋始発米原経由直江津行きという列車もある。
大浜の醸造元、角谷兵右衛門さん、割烹御旅館の海月海水浴(クラゲ海水浴?)さん、高浜の三河土管株式会社さん、刈谷の御休息人力仕立杉野清次郎さんなど、沿線の28の業者が広告を出している。

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コメント

東海道線の時刻表に掲載された駅は新橋・平沼・国府津・沼津・静岡・浜松・豊橋・岡崎・安城・刈谷・熱田・名古屋・岐阜・大垣・京都・大坂・神戸。
「平沼」駅とは何ぞやと調べたら、このようなページが見つかりました。http://www.yurindo.co.jp/yurin/back/yurin_434/434_1.html">http://www.yurindo.co.jp/yurin/back/yurin_434/434_1.html
↑横浜駅になんであんなに各線が集中するに至ったのかも、書いてあります。

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