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2004.07.31

橋本国彦「交響曲ニ調」「天女と漁夫」

「1930年代にこれほど高度な技術を身に付けた作曲家がいたのか」といった声が若い世代の作曲家から高まり、アマチュアのオーケストラ・ニッポニカなどが積極的に演奏するようになったほか、29年の歌曲「舞」を海外コンクールで歌う若い声楽家も増えている。(中略)湯浅卓雄は「山田耕筰にあった日本の感性と西洋との葛藤が橋本には皆無。洋楽を完全に自分のものとして、自然なラインを無理なく書いている」と評価する。
という、7月24日の日経文化欄「昭和の作曲家 再生の響き」という記事に興味を持って購入した。NAXOSの「日本作曲家選輯」というシリーズの1つ。 今日は朝から、「交響曲第一番ニ調」の第2楽章と、「天女と漁夫」全曲を繰り返しで聴いてます。ええですわー。「天女と漁夫」作った時、この人29歳で、ヨーロッパ行く前だったんでしょ。すごいわあ。

捨てられない本

去年の引越しで段ボールに入れっぱなしで本棚に並べなかった本を、もう読まないから処分しようと、先週押入れから出して部屋の隅に置いておいた。その中に栗本慎一郎「幻想としての文明」があったが、ふと読み出したら止まらなくなり、その場で本棚復活を決定。中島らも「明るい悩み相談室」は、妻がふと手にとって「面白かった」と言う。僕所有の本が面白いなんて珍しいなと思ったら、虫の知らせか、翌日らもさんの死が知らされる。「明るい悩み相談室」と「こらっ」も本棚復活。栗本氏とらも氏の本は、いつも引越しのたびに、捨てるかどうかの当落線上にのぼる。「パンツを捨てるサル」や「白いメリーさん」などは、これまでの引越しで手放してしまった。12,3年前には尊敬する人の双璧だった。

2004.07.27

モルツドリームマッチを見た

ぼくんち杉並区さん、トラックバックありがとうございました。こちらからも。

昨日、サントリーモルツドリームマッチ2004を見た。
少年時代および現在は中日ファン、大学時代は京都にいて近鉄ファンだったので、ブライアント・金村・郭源治・権藤監督のいるワールドパワーズ寄りで応援。1-10で負けたようだ。ようだ、というのは、あまりに満足したので、8回表終了で帰ったのである。勝ち負けなんて吹っ飛ぶ楽しさであった。

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2004.07.26

モルツドリームマッチを見てる

ワールドパワーズ、クロマティ・デストラーデ・ブライアントのクリーンアップ、郭源治先発。

試合開始直後

2004.07.24

蓄音機と犬と、絵の名前

とある雑誌で萩谷由喜子氏のエッセイを読んだ。
1899年、バロウという画家が自作の絵を持って、グラモフォン社の支配人と交渉する場面を描いている。蓄音機の前で音に聴き入る犬「ニッパー」の絵はすぐに同社のポスターに採用され、やがてグラモフォン社や、兄弟会社であるビクター社のレーベルマークとして、世界で親しまれるようになる。またその絵に付けられた題名「His Master's Voice」は、その後のグラモフォン社のレコードを示す言葉「HMV」として世界的に通用されるに至った、という。
では、今のCD店のHMVとビクターの関係って?…と調べたら、「ビクターの初期LP」というページが見つかった。いろいろ複雑な経緯を経て、結局「絵」そのものと、絵の「名前」が別々に定着しちゃったんですねえ。
蓄音機といえば、町田市のオーディオテクニカという会社の「テクニカギャラリー」。いっぺん行きたいけど、月1回平日にしか開かないのが残念。

2004.07.20

ラジオ

土曜からの3連休は、けっこうAMラジオを聴いた。意外に退屈しのぎの効果あり。
何の前ぶれもなく、いきなり「ピンク・タイフーン」が流れてくるメディアなんて、そうはない。何にも狙ってなさげで気楽だ。スポンサーの商品名を織り込んだトークが入る。意図がミエミエで気楽だ。
このあたりはFENもよく入る、と思ったら、もうFENではなくなったようだ。何やらショーらしきものをやっていたが、確かにうまい。客席の笑いが入るタイミングも含めて。
月曜の朝TBSラジオを聴いてて、今年東京で「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をやるという知らせを得られたのは幸運だった(4年前、神戸のに参加したことがある)。興味ある方はリンクからどうぞ。
今日、中日vs巨人戦を聴くために1053kHzに合わせたら、雑音が多いながらも、ちゃんと入ったのは驚いた。代打渡邉にはもっと驚いたが。

2004.07.18

今年のセミ

去年の今頃は横浜市南区に住んでいた。そこではアブラゼミの他、7月中旬あたりからヒグラシとミンミンゼミの声が聴こえていた。近所の公園の照明のせいか、アブラゼミが夜中でも止む事なく鳴きつづけて、かなり困った思い出がある。今年は東京都内のやや内陸に入ったところに住んでて、今日までにアブラゼミとヒグラシの声を確認している。ヒグラシが、ちゃんと夕刻に鳴いてくれて非常に気持ちがよい。夜はどちらも鳴かない。
ちなみに、千葉県市川市に住んでた時、主に西日本に生息するクマゼミまで聴こえて、珍しいなと思ったことがある。1999年~2000年頃か。

2004.07.17

CD「日本のダンス・ミュージック」

1991年キングレコード。「日本の民族音楽」10枚シリーズの1つ。
小島美子氏の解説によると、"日本の音楽のうち「ノリのいい、踊れる音楽」を集めた"。海洋地域の人が漁などで小舟を操って培ったスウィング感、山村の人が斜面で仕事をする時の柔軟な体の使い方を反映した躍動感、馬の産地での、やはり躍動的なリズムを感じることができる。でも本当は踊るのを見る(or自分で踊る)のが一番なのだろうな。
買ってもう12年か。12曲目「郡上節~春駒」15曲目「牛深ハイヤ節」18曲目「六調」がすごく好き。

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2004.07.15

今年の「でんき予報」

1年振りに東京電力の「でんき予報」を見る。
なんだか今年のは凝ってます。ニュース番組のようなオープニングです。ちょっと私のマシンが力不足。
最低3日は見つづけないと、全容が把握できません。というか、ぜひバックナンバーが欲しい。
去年原発が稼動を停止して供給量が減ったため、けっこう注目してたのだが、今年はその形式が「テキスト情報(HTML版)」として残されている。情報量はこっちのが多い。去年は本当に幸運な冷夏で、最大電力を記録した日が9月11日、5736万kWだった。今年はそれを超えた日が、すでに4日を数える(7月7,8,9,13日)。
今日は最大5688万kW。今時分の消費電力が(7月15日21時台)4200万kWだが、ちょうどこれくらいが、バブル期である1988年の最大電力だったとか。

2004.07.13

大正3年三河鉄道時刻表

名鉄のホームページの通販で、復刻版(1914年)の三河鉄道(現・名鉄三河線)時刻表を購入。復刻版の発行は名鉄資料館。
当時の三河鉄道株式会社は刈谷町にあった。路線図はシンプルなもので、西三河の概略図に刈谷から大浜まで(現在のJR線のような模様の)線で表してある。大浜から平坂、一色、吉田、形原、蒲郡へ、また刈谷から知立、若林、挙母へと、未成線を示す線が引いてある。
列車は1日10往復、刈谷新駅から大浜港駅まで所要時間は48~56分。運賃は25銭(通行税含む)。吉浜で上り列車と下り列車が行き違う。
刈谷新駅で東海道線刈谷駅と連絡しているため、東海道線の時刻表も掲載されている。これがなんと、主要駅のみながら新橋から神戸まで載ってるのだ。朝5:00神戸発の普通列車が刈谷発12:36、新橋着23:30といった具合。刈谷を通過するが特急も書いてあり、下りは新橋8:30名古屋16:14大坂20:33神戸21:22。刈谷駅に停まる列車は1日下り9本、上り10本。新橋始発米原経由直江津行きという列車もある。
大浜の醸造元、角谷兵右衛門さん、割烹御旅館の海月海水浴(クラゲ海水浴?)さん、高浜の三河土管株式会社さん、刈谷の御休息人力仕立杉野清次郎さんなど、沿線の28の業者が広告を出している。

2004.07.11

團伊玖磨+小泉文夫「日本音楽の再発見」

1976年発行の講談社現代新書版を、先日古本屋で見つけて読みふける。(2001年に平凡社ライブラリー版が再刊されている)。
現代新書版の表紙に記載された概説。

(前略)人間にとって、日本人にとって音楽とはいったい何であろうか。本書は、世界の民族音楽や日本の音楽の歴史を見なおし、日本の風土にあった、日本人の音楽を模索する。日本を代表する民族音楽学者と作曲家が、縦横無尽に語りあった、音楽を通して見た日本文化論。

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2004.07.07

その先

末座さん、ごぶさたしてます。「横浜のチベット」へトラックバックします。
その辺からさらに先へいくと、このような風景がありますよ。
imgp983r.jpg

imgp985r.jpg
下の写真の、鉄塔の右下にちょこんと出ているのが、ランドマークタワーです。

2004.07.05

NHKドラマ「妻の卒業式」の音楽

とても好きだ。ちょうど今読んでる本との関連で、興味がある分野。
さすが佐藤允彦氏。

2004.07.04

聴いたことあるけど

妻の弟が今日華燭の典。おめでとうございます。式と披露宴をビデオカメラで撮影する役を受ける。お色直し後、新郎新婦がアメリカ人のプロの歌手の先導で入場してきた。彼は会場内を回り、人々と握手しながら3曲ほど歌って場を盛り上げる。最高!
3曲目の「My Girl」は、私もカメラを構えながら歌ってしまった(^^;)たまたま知ってたというか、大学時代に何となくFMからエアチェックしたカセットにあったのを覚えてた曲で、The Temptationsの曲というのは、さっき検索してわかった。そんな感じで、「昔聴いてメロディーとかは知ってるけど、タイトルも知らず、誰の演奏かも知らない」という曲が、まだたくさんある。彼が歌った1曲目と2曲目も、聴いたことあるけどわからない。調べたいな。あ、ビデオがそのうち届くからそれで歌詞を聞きとって検索すればいいか。でも、「My Girl」歌うヘタクソな自分の声聞くの、やだなぁ。

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